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PSYCHEXP
チュートリアル

視覚探索課題をつくる カスタマイズ可能
視覚探索課題をつくる step 1

STEP 1

視覚探索課題をPsychexpプロジェクトに加えてみましょう。

まず、Psychexpにログインしましょう。メニューから「新しいプロジェクト」をクリックしてください。

プロジェクト名を入力し「送信」を押します。(たとえば "PROJECT 1")

STEP 2

ダッシュボードの画面に戻ります。作成されたプロジェクトが表示されているので、「開く」ボタンを押します。

視覚探索課題をつくる step 2
視覚探索課題をつくる step 3

STEP 3

プロジェクトの「ホーム」画面が開きます。メニューから「プロジェクトの編集」ボタンを押すと、編集画面が開きます。

STEP 4

新規のプロジェクトには、デフォルトで、「単一選択」設問の入ったブロックが1つ挿入されています。

デフォルト・ブロックの後に、視覚探索課題を加えるには、まず「実験を追加」ボタンを押します。表示された一覧の中から「視覚探索課題」を選択し、送信します。

視覚探索課題をつくる step 4
視覚探索課題をつくる step 5

STEP 5

視覚探索課題が挿入されます。デフォルトの手続きですぐに実施可能な状態になっています。

デフォルトの実験手続きの構造と、オリジナルな手続きにカスタマイズする方法を説明します。

実験手続き全体が「デフォルト・ブロック」と名付けられたブロックの中に含まれています。ブロックの名称は、右隣にある編集アイコン(えんぴつ型)を押すことで変更できます。

実験ブロックの「設定」アイコン(歯車型)を押すと、以下の設定を変更できます。

  • 左のキー
  • 右のキー
  • 左ターゲット名
  • 右ターゲット名
  • グリッドセルの最大値(ピクセル)
  • 刺激のフォントサイズ
  • フォント色 [Hex値]
  • 背景色 [Hex値]
  • 正誤FBのフォントサイズ
  • ヘッダーのフォントサイズ
  • 注視点のフォントサイズ
  • 結果ページを表示する

まず、実験手続きの初めに表示される教示文(テキストのみ)があります。教示文を変更したいときは、編集アイコン(えんぴつ型)を押してください。教示のページを増やしたいときは「テキストのみのページを追加」ボタンを押しましょう。

教示文に続いて、4つのセクションがあります。これらには、課題のフローを構成するためのすべての要素が含まれています。

  • 標的刺激: 標的刺激のカテゴリには、テキストもしくは画像をいくつでも追加することができます。
  • 妨害刺激: 妨害刺激のカテゴリには、テキストもしくは画像をいくつでも追加することができます。
  • 教示文: 教示文をいくつでも作成できます。これらの教示文は、課題中に参加者に呈示されます。課題中のどのタイミングでいずれの教示文を表示するかは、以下で説明するフロー・セクションにおいて設定できます。
  • 注視点: 注視点は、刺激呈示の直前に表示されます(オプション)。注視点として、テキストもしくは画像をいくつでも追加できます。どの注視点を表示するかは、以下で説明するフロー・セクションにおいて指定できます。

STEP 6

では、視覚探索課題のフローを見てみましょう。 フローには、フロー・ブロックとサブフロー・ブロックが含まれます。フロー・ブロックの設定アイコン(歯車マーク)を押すと、その中に含まれるサブフロー・ブロックの呈示順序をランダム化することができます。

フロー・ブロック、下位フロー・ブロックはいくつでも追加でき、思いどおりに実験をデザインできます。

サブフロー・ブロックには、以下の要素が含まれます。

  • 開始時の教示文: 開始メッセージは、サブフロー・ブロック内の試行セットが開始する前に表示されます。(オプション)
  • 標的刺激を教示文上部に表示: ドロップダウン・メニューから選択した標的刺激は、開始時の教示文の上に表示されます。注意:選択した標的刺激がこの下位フローブロック内のどのセットでも使用されていない場合、実験手続きは正常に動作しません。
  • ヘッダー位置の左右反転: 「はい」に設定すると、左の標的刺激名が右側に、右の標的刺激名が左側に配置されます。(左右の標的刺激名は、実験ブロックの最上部にある設定で指定します。)
  • 注視点: 設定アイコン(歯車マーク)を押して、呈示時間(ミリ秒)を設定できます。
  • 試行セット: 各試行の内容は、以下に詳しく説明されています。

各セットには、以下の要素が含まれます。

  • 標的刺激: ひとつのセット内に、1種類の標的刺激を設定できます。標的刺激の#番号と呈示個数を、各ドロップダウンから選びます。
  • 妨害刺激: ひとつのセット内に、最大3種類の妨害刺激を設定できます。妨害刺激の#番号と呈示個数を、それぞれのドロップダウン(計6つ)から選びます。

1つのセット内で選択されたすべての標的刺激と妨害刺激の個数の合計が、グリッドのX軸×Y軸のセル数より大きい場合には、エラーになります。そのセットは赤色で表示され、実験手続きは正常に動作しません。(例:X軸=3 × Y軸=4 のグリッド、セル数=12。標的刺激の設定数=1 + 妨害刺激の設定数=12、合計=13)

標的刺激または妨害刺激の#番号が選択されているにもかかわらず、呈示個数がゼロに設定された場合には、エラーになります。そのセットは黄色で表示され、実験手続きは正常に動作しません。逆に、妨害刺激が「無し」に設定されているにもかかわらず、呈示個数に "0" 以外の数が選択された場合も、同様です。

サブフロー・ブロックの設定アイコン(歯車マーク)を押して、以下の設定を変更できます。

  • 練習: このチェックを外すと、この下位フローブロックが「本番」になります。サマリー・データセットに含まれるのは、この「本番」フローに含まれる各セットの平均反応時間です。
  • 刺激間間隔(ms): 試行間の間隔(注視点呈示前の空白)の長さ(ミリ秒)をここで指定します。
  • フィードバック呈示時間(ms): 「フィードバック呈示時間」とは、各刺激に対するボタン押しの回答が正解か不正解かを知らせるための〇×の表示時間を指します。これを「0」に設定すると、フィードバックは非表示になります。
  • 正答の基準値: この値は、正答/誤答を判別するために使用されます。(可能な組み合わせ: > N, >= N, < N, <= N, = N)

実験の作成と設定がひととおり済んだら、「プレビュー」で手続きの流れを確認しましょう。ページ下部のボタンを押すか、スマートフォンやタブレットでQRコードを読み込むと、プレビュー画面が開きます。プレビューでは、参加者側と同じ画面の見え方・操作のしかたでお試し回答をすることができます。ただし、このときの回答はデータセットに記録されません。

視覚探索課題をつくる step 6

STEP 7

実験の手続きの確認が済んだら、プロジェクト全体の流れを整えます。たとえば、実験の前後に設問を追加・編集・削除することができます。設問ブロックを足す場合には「ブロックの追加」ボタンを、実験を追加する場合は「実験を追加」ボタンを押します。実験や設問の組み合わせ方は自由自在です!

プロヒント: 設問ブロックや実験ブロックの順序を入れ替えるときには、ブロック上部にある移動アイコン(上下の矢印型)を押すだけで、簡単にできます

参加者に登録URLを配布する前に、メニューから「プロジェクトの設定」を押して、設定を確認・調整してください。

ここで設定できるのは以下の項目です:

  • ひとりあたりの参加は1回限り/複数回
  • Eメールによる参加登録が必要/不要
  • 実施期間の開始日・終了日
  • 位置情報の記録
  • 登録ページのロゴ
視覚探索課題をつくる step 8
視覚探索課題をつくる step 9

STEP 8

実験を実施するときには、メニューの中から「登録リンク・QRコード」のページにアクセスし、ここから得られたURLもしくはQRコードを参加者に配布することで、データ収集を開始することができます。

プロヒント: データ収集が開始された後は、「プロジェクトの編集」画面からプロジェクトに変更を加えることはできません。開始するまえに「プレビュー」機能を使って入念に手続きを確認してから、URL/QRコードを参加者に配付しましょう。

参加者から収集したデータを確認するには、メニューの中の「データセット」をクリックしてください。

データセットはExcelファイルとしてダウンロードできます。

「視覚探索課題」のデフォルトの手続きは、以下の論文を参照しています。ただし、実験手続きや刺激などについて、部分的変更が加えられています。
Horstmann, G. (2009). Visual search for schematic affective faces: Stability and variability of search slopes with different instances. Cognition and Emotion, 23(2), 355-379.

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