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PSYCHEXP
チュートリアル

IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 カスタマイズ可能
IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 step 1

STEP 1

潜在連合テスト(IAT)をPsychexpプロジェクトに加えてみましょう。

まず、Psychexpにログインしましょう。メニューから「新しいプロジェクト」をクリックしてください。

プロジェクト名を入力し「送信」を押します。(たとえば "PROJECT 1")

STEP 2

ダッシュボードの画面に戻ります。作成されたプロジェクトが表示されているので、「開く」ボタンを押します。

IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 step 2
IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 step 3

STEP 3

プロジェクトの「ホーム」画面が開きます。メニューから「プロジェクトの編集」ボタンを押すと、編集画面が開きます。

STEP 4

新規のプロジェクトには、デフォルトで、「単一選択」設問の入ったブロックが1つ挿入されています。

デフォルト・ブロックの後につづけて、IATの実験を加えてみましょう。「実験を追加」ボタンを押します。表示された一覧の中から「IAT(潜在連合テスト)」を選択し、送信します。

IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 step 4
IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 step 5

STEP 5

IAT(潜在連合テスト)が挿入されます。デフォルトの手続きですぐに実施可能な状態になっています。

デフォルトの実験手続きの構造と、オリジナルな手続きにカスタマイズする方法を説明します。

実験手続き全体が「デフォルト・ブロック」と名付けられたブロックの中に含まれています。ブロックの名称は、右隣にある編集アイコン(えんぴつ型)を押すことで変更できます。

まず、実験手続きの初めに表示される教示文(テキストのみ)があります。教示文を変更したいときは、編集アイコン(えんぴつ型)を押してください。教示のページを増やしたいときは「テキストのみのページを追加」ボタンを押しましょう。

初めの教示文につづいて、各カテゴリがリストされています。デフォルトで入っているのは、対象カテゴリ:高齢者/若者、属性カテゴリ:良い/悪いの計4カテゴリです。カテゴリの名称は、編集アイコン(えんぴつ型)を押すことで変更できます。

デフォルトの実験手続きには、各カテゴリに6つの刺激が含まれます。編集アイコン(えんぴつ型)を押すことで、新たなテキスト/画像に変更できます。「刺激を追加」ボタンや削除アイコン(ゴミ箱型)で数の増減もできます。

実験の作成と設定がひととおり済んだら、「プレビュー」で手続きの流れを確認しましょう。ページ下部のボタンを押すか、スマートフォンやタブレットでQRコードを読み込むと、プレビュー画面が開きます。プレビューでは、参加者側と同じ画面の見え方・操作のしかたでお試し回答をすることができます。ただし、このときの回答はデータセットに記録されません。

STEP 6

実験ブロックの「設定」アイコン(歯車型)を押すと、以下の設定を変更できます。

  • 「右」「左」に対応するキー(タブレット/スマートフォンの場合は非該当)
  • 画像刺激の縦幅
  • テキスト刺激のフォントサイズ
  • テキスト刺激のフォント色
  • 画面背景の色
  • 刺激間間隔(ms)
  • ブロック順序の無作為割当
  • 結果ページの参加者への表示

注意:「ブロック順序の無作為割当」を選択すると、ブロック順序のカウンターバランスが参加者ごとに無作為に決定されます。この選択を外すと、ブロック順序のカウンターバランスが参加者ごとに交互に入れ替わります。

IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 step 6
IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 step 7

STEP 7

実験の手続きの確認が済んだら、プロジェクト全体の流れを整えます。たとえば、実験の前後に設問を追加・編集・削除することができます。設問ブロックを足す場合には「ブロックの追加」ボタンを、実験を追加する場合は「実験を追加」ボタンを押します。実験や設問の組み合わせ方は自由自在です!

プロヒント: 設問ブロックや実験ブロックの順序を入れ替えるときには、ブロック上部にある移動アイコン(上下の矢印型)を押すだけで、簡単にできます

参加者に登録URLを配布する前に、メニューから「プロジェクトの設定」を押して、設定を確認・調整してください。

ここで設定できるのは以下の項目です:

  • ひとりあたりの参加は1回限り/複数回
  • Eメールによる参加登録が必要/不要
  • 実施期間の開始日・終了日
  • 位置情報の記録
  • 登録ページのロゴ

STEP 8

実験を実施するときには、メニューの中から「登録リンク・QRコード」のページにアクセスし、ここから得られたURLもしくはQRコードを参加者に配布することで、データ収集を開始することができます。

プロヒント: データ収集が開始された後は、「プロジェクトの編集」画面からプロジェクトに変更を加えることはできません。開始するまえに「プレビュー」機能を使って入念に手続きを確認してから、URL/QRコードを参加者に配付しましょう。

参加者から収集したデータを確認するには、メニューの中の「データセット」をクリックしてください。

データセットはExcelファイルとしてダウンロードできます。

データセットの説明:

Psychexpで算出されるDスコアは、Greenwald et al. (2003) の推奨アルゴリズムにおける D_biep(組み込みエラーペナルティ付きDスコア) に該当します。

  • D_biep を採用している理由
    PsychexpのデフォルトIAT手続きでは、参加者が誤反応をした際にエラーフィードバック(赤い「×」)を表示し、正しく押し直す(正反応)までのトータル時間を反応時間(RT)として自動記録しています。このように正答の押し直し時間自体がペナルティとして機能しているため、アルゴリズム側で別途エラーペナルティの時間を加算する必要がなく、D_biep(組み込みエラーペナルティ付きDスコア)を適用することが理論的・手続的に最も適切とされています。
  • 計算式と手順
    分析対象には練習ブロック(Block 3, 6)および本番ブロック(Block 4, 7)を使用し、外れ値処理として 10,000 ms 超 および 400 ms 未満 の個別の試行データをあらかじめ除外した上で、以下の数式により計算されます。

SD1 = Standard deviation of pooled Block 3 & 6 trials
SD2 = Standard deviation of pooled Block 4 & 7 trials
# SD1 は Block3 & Block 6 を結合した試行グループ、 SD2 は Block 4 & Block 7 を結合した試行グループから算出された不変標準偏差(自由度 N-1)を使用しています。

RT1 = (averageRT Block 6) - (averageRT Block 3)
RT2 = (averageRT Block 7) - (averageRT Block 4)
D1 = (RT1 / SD1)
D2 = (RT2 / SD2)
DSCORE = ((D1 + D2) / 2)
# 上記の数式はBlock 3, 4 を「一致(compatible)ブロック」、Block 6, 7 を「不一致(incompatible)ブロック」として設定・算出しています(「不一致の平均RT − 一致の平均RT」とすることで、プラスの値が一致条件へのバイアスの強さを示します)。ブロック順序のカウンターバランスを取るために逆順で行われたケースについては,Block 3, 4 と Block 6, 7 を入れ替えたうえで自動計算されます。

  • 参加者データの除外基準について
    上記の試行単位の処理に加え、データ分析時には「参加者レベルの除外基準」を別途適用することが推奨されます。 全試行のうち 300ms未満の試行が10%以上存在する参加者(速すぎる反応が頻出する参加者)は、主分析から除外してください。該当するケースは、サマリーデータセットの「Eliminate」行に「1」のフラグが出力されますので、分析時にはスクリーニングを行ってください。

CORRECT: 0=incorrect key 1=correct key

IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」 step 8

より詳細な説明と、デフォルトの実験手続きの流れは、動画チュートリアルからご覧いただけます。

Psychexp ビデオ チュートリアル: IATを30秒でつくる方法「潜在連合テスト」
IAT 「潜在連合テスト」のデフォルトの手続きは、以下の論文を参照しています。Greenwald, A. G., McGhee, D. E., & Schwartz, J. K. L. (1998). Measuring individual differences in implicit cognition: The Implicit Association Test. Journal of Personality and Social Psychology, 74, 1464-1480. / Greenwald, A. G., Nosek, B. A., & Banaji, M. R. (2003). Understanding and Using the Implicit Association Test: I. An Improved Scoring Algorithm. Journal of Personality and Social Psychology, 85, 197-216. 画像刺激は、Project Implicit's Race IAT において公開されているものを使用しています (Retrieved from osf.io/y9hiq).
単一カテゴリIAT(潜在連合テスト)のデフォルトの手続きは、以下の論文を参照しています。ただし、実験手続きや刺激語などに部分的変更が加えられています。 Karpinski, A., & Steinman, R. B. (2006). The Single Category Implicit Association Test as a measure of implicit social cognition. Journal of Personality and Social Psychology, 91(1), 16–32.

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